2021年度の全国統一要約筆記者認定試験が令和4年2月20日の日曜日に行われます。要約筆記関係者は「統一試験」と呼んでいるので、以下、「統一試験」とします。
しかし、皆さん、ご承知のとおり、「まん延防止等重点措置」が令和4年1月21日から群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、岐阜県、愛知県、三重県、香川県、長崎県、熊本県、宮崎県に対し適用されました。また、1月9日から広島県、山口県、沖縄県の3県に対し適用されていて期間延長される見込みです。
また、他県でも追随するところが出てきそうです。
期間は2月13日までと、統一試験の1週間前なのに、まん延防止等重点措置とか・・・
何で、いま?
という気持ちになりますよね。
あと1カ月、落ち着いて、最後の追い込みをかけたいところなのに、世の中はこんなムードで不安でいっぱいになると思います。
でも、そこは考え方をかえて、この自粛の3週間は試験勉強ができるチャンスと捉えましょう。
筆記試験はとにかく過去問を
以前の記事
私はパソコン要約筆記者の試験に去年合格しました。 2018年度の試験は2019年2月17日に実施されました。 …
にも書いたように、筆記は過去問を徹底的にやれば7~8割は堅いと思います。
この記事には書いていませんが、私が統一試験を受ける年、試験3カ月前の12月半ばに義父が倒れたんですよね。
だんなの実家は車で1時間ほど。ずっと付き添いが必要というわけではないですが落ち着かない日々が続きました。
そうこうしている中、受験申込みの締め切り近くになりました。
「このままだと試験を受けることができないかも」
「でも今年受けなかったら今までのことが無駄になる」
さんざん迷った挙げ句、試験を受けることにしました。
不合格でも一度経験しておけば次年度受けるとき余裕ができる、と思ったからです。
そして年を越した1月半ば。義父が急逝しました。
まだコロナ前のときで、お葬式など一通り終えたときは2月になっていました。
ここからは、一心不乱に過去問をやりました。後にも先にも、あんなに勉強したのは初めて、というぐらい。
実技対策はあまりしませんでした。・・・というか、筆記でいっぱいいっぱいだったので、手が回らなかったというのが実情です。
だから合格通知が届いたときは、ほんとうに信じられませんでした。
義父が倒れ受験をやめようと思ったけど、あのとき「受ける」と決断してよかったと、今になって思います。
実技試験はあなどれない
でも、実技試験も大事です。合格ラインが70点ですから。
不合格になった人に聞いたナイショ話ですが、筆記試験はOKだけど実技が合格点に届かず不合格になる人が多いそうです。
実際はどうか分かりませんけど。
ひとつ言えるのは、筆記が答えがちゃんと明確であることに対して、実技は明確な答えがありません。
今年度からアンドゥ(F9で入力部に戻すこと)が減点対象となったので「入力部で文を完成させてから表出する」ことに注力しましょう。
試験問題をやっているときって、やってもやっても覚えることが多くて、自信がなくなっていきます。
そんなとき「どうせ受かりっこないよ」と悪魔の囁きが聞こえて諦めモードになったりしますが、そのときは潔く休んでリフレッシュしましょう。
YouTubeで好きな動画を見たり、アルコール飲んだり。
でも、それも時間を決めて。リフレッシュしたらすぐに勉強モードに切り替えてくださいね。
・合格率低いから仕方ない。
・問題が難しすぎる。
・直前にまん延防止等重点措置なんて。
言い出したらキリがありません。
まん延防止等重点措置のエリアの人も「これで外に出ないでずっと勉強できる、ラッキー!」ぐらいに思ってラストスパートをかけましょう。
はっきり言って「合格」「不合格」の差は大きいです。
その差というのは、有資格者が優遇されるとか、そういうことではなく活動をする上で「自己肯定感がなくなる」ことです。
有資格者と派遣で一緒になると引け目を感じたり、何かというと「どーせ私は」的な考えになることが往々にしてあります。
試験は年に1回しかありません。
ある人が私に言いました。
「不合格よりまた1年勉強をする方がキツい」って。
それは言える
まだ1カ月近くあります。時間を有効に使いましょう。
皆さんが3月、笑顔で合格証を手にすることをお祈りしています。
頑張りましょう!