要約筆記者ってAIに仕事を奪われるのか?

AIの勢いがすさまじいですね。

私もChatGPTも何だか飽きたし、AIのことをもっと知りたいと思っていたところ、ブロガーのヨスさんという方が参加費500円の「AIセミナー」を開催するということで参加してみました。

2時間ちょっとセミナーでは分かったような分からないような。

書籍発売のプロモーションセミナーだったんですが、まんまとのせられ、ヨスさんの本を買っちゃいました。


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AIを使いこなして過去の膨大な要約筆記の資料を整理しようと思ったんだけど、まだ読んでいません。得意の積ん読ですがな。

今週末の土日要約筆記の派遣があります。

パソコン要約筆記者は慢性的な人手不足で、最近はコーディネーターから「全体投影ですが3人で対応可能ですか?」と聞かれることが増えました。

3人は正直、キツい。

3人をやった翌日などに4人でやるとホッとする。

先日のブログを読み返したら、何度も「キツい」と書いてあって、これから要約筆記を始める人や始めたばかりの人が読んだら驚くじゃん、ダメじゃんって思いました。

いまや議事録もAIがやってくれる時代。

パソコン要約筆記もAIが取って代わるのでしょうか?

聴覚障害者がよく使う文字変換アプリ

聴覚障害の方がよく使うのは「UDトーク」と「こえとら」です。

コロナ禍のとき、UDトークの講習会が何回か開催され、私も参加したことがあります。

私たちはPCがあるので、難聴者と会話するときアプリは使いませんが、手書き要約筆記の方で上手に使っている方もいます。

最近、手書きとパソコンの講師会議があり、難聴者の方も数名参加されました。

そこで話題になったのが文字変換アプリとAIのこと。

手書き講師が「今後はパソコンの要約筆記もAIが主流になるんじゃないの」と尋ねました。

それを聞いた難聴者が

「でもね、アプリはまだ誤変換が多くて、そこで会話が止まってしまうから正直使いたくない。どうしても通訳方法がほかになければ仕方ないけど」と言われました。

「やっぱり、要約筆記のほうが時間の無駄がないし、話が分かりやすい」とのことでした。

私もコロナ禍にオンライン要約筆記やUDトークの勉強会などに参加して、これからはこういったアプリを使いながら、人間はその補佐をやるような時代がくるんだろうな、なんて考えていました。

私も全部の音声変換アプリを試したわけじゃないけど、UDトークは「そこそこ」使えるものの、誤変換も数パーセントある。

数パーセントならいいじゃない?と思ったでしょ。いやいや、会話をしていて誤変換があると、そこで話が止まってしまうんですよ。

ともすると、「発音が悪いのかねえ」なんて言い出して脱線してしまうことが何度あったことか。

正直、時間の無駄、でしかない。

人間が書く・打つなら、間違えても「すみません」と言って軌道修正できるんですが、アプリはあの誤変換のせいで、スムーズな会話ができなくなります。

なら、最初から使わんほうがいい、と、知り合いの難聴の方は決めています。

どうしても、という場合には使っているようです。

AIと共存するようになるのか

今後、AIはますます発展するでしょう。

その勢いを誰も止められないと思います。便利に使う人も増えてくるでしょうね。

でも、会話って単純に口に出した言葉だけじゃない、ってこと、皆さん、お分かりですよね?

メラビアンの法則

「メラビアンの法則」とは、コミュニケーションにおいて話し手が聞き手に与える影響の度合いを示した心理学の法則です。1970年代にアメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱しました。
メラビアンの法則では、話し手の発するメッセージに矛盾が含まれる場合、聞き手がどの情報を優先して判断するかについて説いています。
具体的には、話の内容である「言語情報」の影響力は7%にとどまる一方、声のトーンや話し方などの「聴覚情報」は38%、表情や見た目といった「視覚情報」は55%を占めるとされました。
こうした特性への理解は、日常生活やビジネスシーンにおけるコミュニケーションの質をより効果的にすることができます。参考URL:タレントマネジメントのタオナビ


画像出典:タレントマネジメントのタオナビ

この表によれば、聴覚情報はたったの38%です。視覚情報は55%。講師が口ではイエスと言っていても、表情がノーだったりすること、よくありませんか?

AIはあくまでも聴覚情報だけを抜き取るので、視覚情報までは加味されません。そこで臨場感のある話に欠けてしまうのです。

あくまでも私の考えですが、今後は利用できるところはAIを使っていき、人間が得意とするところは人間の手でやるような共存する可能性が高いと思われます。

通訳するものがなければアプリを使うように。

AIの進化が速くて、あっという間に要約筆記者は不要という時代も来るかもしれませんが、特定の人の会話のピックアップなどはまだできないでしょうし、ある程度、人の力に頼らざるを得ない部分も残りそうです。

私もまだAIを使いこなすまでに至っていないので、これから勉強しようと思います。