今日の派遣はほぼ一日のイベントで体力的にもキツかったです。
わが地域の要約筆記者も減少傾向なので、今日の現場は人が足りず、他地域から1人応援に来てもらいました。
その応援に来てくれた方に聞いた話です。
私も何度かご一緒したことがある他地域で活躍されているNさんが、昨年、要約筆記をお辞めになったそうです。
「実はね、あの方は若く見えるけど70代だから、いろいろしんどかったみたいよ」とのことです。
そういう私も60代に突入。
カンレキ過ぎて一気にガタがきた感じもあります。
要約筆記を始めた30代のときは、「ずっと続けよう」って思っていましたねえ。
あれから早20うん年。
そろそろ、自分の辞め時も考え始める時期かもしれないな、と思いました。
要約筆記 辞める理由はさまざま
私のサークルで、PC要約筆記を辞める人は「疲弊して」辞めていく人がほとんどだったんですね。
疲弊して、というのは、大げさかもしれないけど、パソコン要約筆記者のほとんどがフルタイムで仕事をしています。
講師と仕事、派遣と仕事、執行部と仕事など、要約筆記と仕事の調整が大変でお辞めになることが多く、年齢的なものが原因で辞める方はほとんどいませんでした。
過去、サークルではパソコン要約筆記者の60代は3人いましたけど、いまはこれわんだけになりました。お一人は68歳でご勇退、お一人はサークルに所属しているけど活動していない状態です。活動している60代は私だけ。
そんなこともあり、今日のように他のエリアの方にそういう情報を聞くとちょっとあせったりします。
Nさんが辞めたと聞いて、「引退」という文字がちらつきました。
次世代を育てたいが育たない事情
なぜ、要約筆記者が少ないか。そしてカラダに鞭を打って(大げさ!)派遣に出続けるのか。
それは新しい方が入る環境が整っていないからなんですね。

要約筆記の養成講座を開催できるのは都道府県、政令市、中核市だけなんです。
今日、応援に来てくれた方が住んでいる市は、上のどれにも当てはまらない市なので、そもそも養成講座が開催できない。
それなりに講師やサポートメンバーがいても。会員を増やすには、県講座の開催のときのチャンスしかないんです。
県講座は広い県内、いろんな地域で開催するので、必ずしも自分が住んでいる地域でないこともある。
タイミングよく県講座を近くで開催しても
・84時間の講座を修了する壁
・試験に合格する壁
・サークルに入会するかどうか
これらを考えると、政令市や中核市じゃない地域のサークル加入率は数年で数名がいいところ。
試験に不合格でもサークル加入される方もいますが、次年度不合格あと退会する方もいます。
そんなことを考えると、もう、ほんと人が増えないんですよね。
だから次世代が育たない。
だから、60代、70代になっても、無理して派遣に出るということがあります。
私はいつまで続けられるかな
要約筆記者っておそらく全国的に人手不足ですよね。要約筆記者じゃなくても、どこの会社でも人手不足ですけど。
土日、2日連続で派遣の依頼が来ても、思わず引き受けてしまうことがある。
「キツいかな」と思いながらも「うん、頑張れば何とかなりそうだ」なんて、変に自分を納得させて。
この週末もそうでした。
でもやっぱりキツい・・・。この繰り返し。
土曜日は半日だったけど、日曜は丸一日で結構大きな大会だったので、準備等もあって。
おまけに、このごろ目が悪くなり、ショボショボするし。
カラダの不調は明らかに質の悪い通訳につながります。
そう考えると、私はいつまで続けられるんだろう、って思うんですよね。
パソコンのメンバーに相談できる話でもないし、相談したらしたで「大丈夫ですよ~」なんて言われるのがオチですからね。
自分なりに「こうなったら辞めよう」というのを決めておいたらいいのかな。
でも、いざそうなると、やっぱり辞めたくないっ、って思っちゃうかな。
サークルの手書きさんは80歳近くの方もいらっしゃいます。
「私、耳が遠くなったら補聴器を付けても要約筆記を続けるわ」とおっしゃる猛者もいらっしゃいます。
私も仕事を辞めたので、いまはサークルだけが社会とのつながりなんです。
この「つながり」を失いたくないという気持ちもあります。
だから、この大切な仲間に迷惑を掛けたくない、と思ったときが辞め時なのかな。
これから要約筆記を始める皆さん。
ボランティア活動は会社の仕事と違い、自分でコントロールしないといけない部分が大きいです。
特に要約筆記の通訳って利用者さんがいるということを忘れないでほしいと思います。
アナタのサポートが必要な人がいる意義ある活動です。





